旭川荘療育アカデミー


平成29年度 障害児者療育総合課程 
講義 
 2017.7.1(土)

「自閉スペクトラム症ASDの障害特性」


旭川荘厚生専門学院 児童福祉学科 専任教員

中西  仁志 先生

 



受講者の感想

ASDの方への思いをすごく感じ、感動しました。ポイントが具体的ですぐに支援できそうで分かりやすかったです。

授業の流れが分かるようにスケジュールカードを作ったが、児童に受け入れてもらえず、悩んでいたが、
今日の講義をきいて(目薬の話)、今まで使っていなかったものが、突然出てきたことへの拒否だったのかなと思った。
しばらくしつこく伝えて、実際にすることとつながっていると分かってもらえるようつとめたい。
o Doリストや一日のスケジュール、プログラムといった実例も見せていただけたので参考に工夫していきたい。

自閉スペクトラム症の障害特性が詳しく、事例をまじえて説明されていてよく分かった。
特にあいうえお作文は、覚えやすくて、職場で他の人にも教えてあげようと思った。
また、見えないもの背景に何があるのかを考え理解することが大切だと分かった。
彼らの世界に入る努力が必要これは他のこととも共通し、考え方を変えることも重要と思った。

「支援」よりも「理解」が、できているようで、出来ていないなと痛感しました。
「理解」ができる、深められるようにしていきたいと思った。

ASDの障害特性を実際のASDの方の感じ方、見え方、聴き方、考え方を伝えていただくことで、
とても具体的に理解することができました。今後、ASDの子どもたちと接していく機会があれば、学んだことを活かして、
氷山の下の部分、ASDの方が、十分理解し納得できる形で関わっていけたらいいなぁと思いました。

中西先生は教え方がとても上手でした。分かりやすかったです。私達は自分が分かっているから何かを行う時、
自分の理解での説明であり自閉症の人の理解を出来ていない説明は全く伝わっていない事を反省しました。
 今後の中西先生の話が楽しみです。

園にも、発達障害、自閉スペクトラム症を疑う子どもが、多く見られます。(グレーも含め)

こちらで何か手立て、支援をと思っても、保護者の方の理解が難しい、受け入れてもらえないなど難しいです。
今後、何も支援なしで、小学校、この先の成長を考えると、ただ心配するしかない現状です。
しかし、今日はとても勉強になりました。

障害特性について、とてもわかりやすく講義して下さり、ありがとうございました。
園で気になる子に対しても支援について考えていっているところでありますが、
まずは一人ひとりについて理解していくことを、本日のお話をまた自分自身で理解を深めながら、していきたいと思いました。
また、機会があれば理解を深めていく為に、お聞きしたいと思います。

分かりやすく障害の特性を教えてくださったので、現場での、様々な場面を思い浮かべながら、子どもの姿だけでなく、
保護者の面で当てはまる場面があったりしたので・・・講義を受けさせていただきました。
それからのことを今日学ばせて頂いたことを、今後にいかしていきたいと思います。

自閉スペクトラム症について、とてもわかりやすくお話していただいて勉強になりました。
特性を知り、理解していくこと、目に見えないところを探りながら、その方の困っているところを支援できるよう考えながら、
関わっていきたいと思います。

ASDの特徴を、1つ1つ丁寧に事例をまじえて話して下さり分かりやすかったです。
障がいの三つ組を知るだけでなく、理解できる関わり方を知らなければ、
ASDの人の生きにくさを理解することはできないと感じました。

「支援より理解」、ASDの方たちが充分納得できるよう、理解していきたいと思います。

自閉症の具体例など、わかりやすく、勉強させて頂き、子ども達に、工夫しながら、支援していきたいと思いました。

昨年から2度目の授業でしたが、より理解が具体的になったと思います。説明してくださる例が、わかりやすかったです。

実際に関わった体験を元に、わかりやすく講義していただきました。
具体的な支援の例も多く挙げられ、明日から参考にしていきたい点が多くありました。

これまで理解しにくかったASDの定義を説明いただき、頭の整理ができた。特性をわかりやすく説明いただいた。

ASDの障害特性についてより理解を深められました。私は障害と聞くと、
今まで『何かが劣っている』と、思ってたり、考えていましたが、劣っているではなく、私達とは違っている。
その事で生き辛さや生きにくさといった障害がうまれているということに気付かなければと思いました。
私達が理解して、ASDの方がすごしやすい環境を考え支援する必要がある事も考えさせられました。
違いをしっかり受けとめ理解し、伝わる支援(・目でみてわかる ・はっきり具体的に ・見通しが持てるように)や
配慮を私達が考えてしていきたいと思います。

自閉スペクトラム症の具体的な症例や特徴がわかりやすかった。
ワーキングメモリの弱さを補うために、リマインダーがいかに大切かわかった。
児童クラブでも、絵や写真での支持などを、使っていきたい。
具体的にわかりやすく伝えることは、誰にとっても必要だし、
見通しが立つと、不安が少なくなるので、とても有効だ。

写真を用いて、具体的にわかるようにされていたので、自閉症の人の気持ち、視線がよくわかりました。
具体的に伝える為の手法もあり、今後に活かそうと思いました。
支援よりも理解、知識も深め、対象者に照らし合わせながら歩み寄っていきたいと思いました。


 

「不登校の今日的意義と子どもたちへの支援」

~不登校問題の基礎理解~その歴史と新しい課題~

岡山短期大学 幼児教育学科 ・ 教授 


松尾 冀 先生





受講者の感想

不登校・ひきこもりになる子どもをサポートする周囲の大人がどれだけ早く訴えに気付ける事が、
成長期の心身に大きく影響するんだろうなと思いました。
学校に行きたいけど、行けない心のキズを考えると胸が痛みました。
「保護者は子どもを学校に行かせる義務者である」とよく考えれば、普通のことだが、深い言葉だな。
親の責任の重さ、子どもを守る力でかけがえのない1人をつくり出してるのだと、
育児をしている私自身として勉強になりました。


高校への進学時がまた学校へ行くよい機会、大事な時だという視点を今まで持っていなかったので、
その話を聞けてよかった。
長期的に考えた対応もこれから提案していきたいと思う。


不登校やひきこもりのお話は、あまり聞く機会がなかったけど、詳しく、
具体的に岡山県のデーターもあって分かりやすかった。
失敗の耐性も大切で、失敗しない為に挑戦しないのでなく、失敗しても良いから挑戦できるように援助したいです。


不登校ということに、直接的な関わりがないのですが、何をかかえているのか?
何が不安なのかを、傾聴することは、大切なんだなと思った。


不登校についての知識や、不登校をいろいろな角度から分析されていて、とても勉強になりました。
 また、支援する際の視点など、留意点などもあり、勉強になりました。
社会復帰に関する自己回復力を、まずは信じること。
夢や希望を広げてあげるような心も伝わるような関わりが大切だと改めてわかった。


学校関係者ではないので学校での取り組みはわからないが、
障害については=不登校ではないとのことであった。
どのように対応するかで解決出来ると。
統計とはあまりあてにならない事も教えていただいたので、
数値のみで判断しないように現実に目を向ける大切さを感じました。