旭川荘療育アカデミー


平成29年度 障害児者療育総合課程 
講義 
 2017.7.8(土)

「LD(学習障害)への理解と支援」

岡山短期大学 幼児教育学科 ・ 教授 


松尾 冀 先生





受講者の感想

 今回、話の中に具体的事例がいろいろ挙がっていて、イメージがつかみやすかったです。
“発達障害の中でLDが一番分かりにくい“というのも納得できました。

後半、具体的な例をあげて説明して下さったので理解できた。
現場でどのように関わったらよいかを学びたかったので、少しわかった。 
実践してみようと思います。(保育士)

 特別支援学級で学んでいる子供がまさしく〇年生なのに〇年生のことをしている。
と悩んだり、差を感じたり、 周りに追いついていけなくて支援学級から通常学級へ行きたいと
 常に訴えて親としても困っているのですが、 講義をお聞きして、
まさしく学校の先生の困り感・どういう風にしていくべきかが、確立していないと言われていました。
マニュアルが導入しにくいものではあると思いますが、松尾先生が訴えらえた事を私も同じ様に思っていたので、
とても嬉しく希望に満ちあふれました。(看護師)

LDというのは、あまりなじみのない障害ですが、当事者の困り感は大きいだろうと予想できます。
我が子の育児で参考になることがたくさんあり、もっとお話が聞きたかったです。(施設職員)

障害がある・なしにかかわらず親(周りの人)の愛情が大切であると学んだ。
IQだけで判断しない事、適応能力を見ることの大切さを学びました。(施設職員)

多数を優先する余り、教育現場は福祉施設に比べ発達障害の児童への対応が遅れているというご指摘は、
耳に痛いが、確かにそうだろうと反省させられました。
計算障害は数字が読めないことはまずないということを知り、認識が変わりました。(教諭)

読み聞かせは、大事と認識していましたが、よく子どもが、読む話を聞いてあげる発想が大切な事が勉強になりました。
常に、支援員から、子どもにと考えがちですが、子どもから引き出す支援も、とっても大事だと思いました。(放課後児童クラブ)

児童クラブにもなかなか文字が書けないとか、計算が出来ないという子どもたちが、何人かいる。
物音に過敏で集中が続かないが、視覚聴覚に訴えて、わかりやすいように説明していきたい。
先生のおっしゃるように音読もなるべく多くの子どもたちにしてもらって、聞かせてもらい発達を促したいと思った。(放課後児童クラブ)

LDの概念や法や具体的事例で説明されていて良くわかった。本の音読が、とても大切であることも改めて知った。(看護師)

LDについて詳しく勉強する機会が少なかったので大変参考になりました。
日常接している子どもたちの中にも、勉強が苦手な子どもがいたら、その子のしんどさは何か、
保護者の方といっしょに考えていきたいと思いました。


「発達障害の人たちへの支援技法 構造化」

おかやま発達障害者支援センター ・ 所長 


河本 茂美 先生





受講者の感想

支援者である側の熱意やアセスメント力が大切であることが理解できた。


グループ討議は、他の方の意見も聞くことができ、参考になりました。 


構造化は、行えば良いというのではなく1人1人の理解に合わせて考える。
私達が何かを行う時に当たり前に行っている事が、障害のある人には当たり前ではなく、  
グループワークについては一緒に行うメンバーが異なる施設職員であり(一人の方は病院であった為)   
構造化について→が出来ずに発表にいたりました(勉強です)     


様々な構造化の例を見ることができてよかったです。手順など考えながら児童の特性に合わせた構造化につとめたい。
掃除がうまく取り掛かれない子や、宿泊学習に向けての取り組んでいる子と、一緒に考えていきたいです。(教諭)


放課後児童クラブにも、数人、支援しなければいけない子がいますが、
どの子にも、当てはまる方法を、色々、学ばせて頂き参考になりました。(放課後児童クラブ)


構造化について学んだが、見通しを立てさせてあげることや、見ただけでわかるように導いてあげることは、
支援が必要な子どもではなくとも、全員が過ごしやすくなると思う。
将来、本人が自立し、自尊の心が持てるように、私たちも工夫して対応していきたいと思った。(放課後児童クラブ)


構造化の話を聴いていたら、“ふんふん”そうか~と思っていたが、
グループワークで実際に考えてみたら、アセスメントも難しく考えが浮かんできませんでした。
他の人の意見や日々、どのように子どもたちと関わっているか聞けて良かったです。(看護師)


写真等で示して頂きイメージをつくりやすく勉強になりました。
構造化を適切にとり入れていく為には、ひとりひとりのことをより理解していくことを、まずしっかり取り組みたいと思いました。(子育て支援)


構造化をその人個人の困り事と度合い等に合わせ考えていく大切さを改めて知ることができました。(保育士)


具体的な写真など、とてもわかりやすかった。今しているところに、もう少し手を加えてさらに工夫していこうと思った。    (保育士)


具体的な表示の仕方があり勉強となった。(保育士)


日頃の支援で行っている「構造化」以外にも、様々な工夫があることがわかりよかった。(施設職員)