旭川荘療育アカデミー


平成29年度 障害児者療育総合課程 
講義 
 2017.8.12(土)

「高機能自閉症をあわせもつ人たちへの理解と支援」

厚生専門学院 児童福祉学科 ・ 専任教員


中西 仁志 先生






受講者の感想

生きにくさ・しんどさ・苦しさを持ち自分からは訴えられない子どもを、
早くみつけてあげてパニックになった時の対応の仕方、
もちろんその前によく理解してあげたいと支援していきたいと思います。
(放課後児童クラブ)


ASDの人たちの生きづらさは、外から見ているだけではわからないが、
「この人に感じる違和感は、もしかして・・・そうかも。」などの
アンテナを張ることは、大切かなと思う。相手に対する興味を、
想像力を働かせながら対人関係若しくは、
支援員としての支援をしていきたい。(放課後児童クラブ)


トランプのことばひとつひとつがとてもわかりやすく何度も読んで、
当事者の方の気持ちを理解したいと思いました。
中西先生のお話は、スーッと心に入ってきます。また学びたいです。
(子育て支援コーディネーター)


いろいろな自閉症の方の言葉が出て来て、特に、トランプは面白かったです。
自閉症の方を理解して関わりたいと思いました。
(看護師)


当事者の方が書かれている書籍を読んでみようと思いました。(教諭)


“必要なのは支援より理解”理解する上で、
“自閉症啓発トランプ”を使って彼らの困り感についての
理解を深めることができました。(専門学生)


実際の生の声を聞けて、タイレクトに悩み等を感じられることができてよかった。
~の「つもり」にならないような仕事をしていきたいと思いました。
(施設職員)


自閉症啓発トランプがとても理解しやすく、
自分の施設の職員の方にも伝えやすいし、
発表させてもらおうと思った。
(施設職員)



「発達障害の心の発達とその支援技法」

~『接面』パラダイムの認知論を踏まえて~

旭川荘療育アカデミー ・ 学院長 


松本 好生






受講者の感想

一人の支援者が、数人の問題行動がある事に対応しないで
支援者共通理解で、その子たちをどう支援してあげればよいか
時間をかけて考えていかないと解決しない事を切に思いました。
(放課後児童クラブ)


今日の研修で松本先生が最後におっしゃった
「暴れる子どもを見て それは、自分の心の揺れ、乱れが、
相手に伝わって鏡のように映し出されているのではないか」ということが
ヒントになり解決につながる。という言葉を聞き、
私もそのような気持ちで子どもたちに向き合い寄り添っていきたいと思った。
(放課後児童クラブ)


感情が読み取りにくいASDと、そうでないADHDの特徴を何度も話して下さったのでよくわかりました。
各々の子どもを理解していくにあたり、手がかりをたくさん教えて頂いたので
現場でしっかり観察していきたいです。
松本先生の授業はいつも沢山の情報量なのでついていくのに必死ですが、
大変勉強になります。(子育て支援コーディネーター)


楽観脳と悲観脳はこの度、はじめて知りました。
物事をどうとらえるかで、心や記憶に影響を及ぼし、人生の幸福度が変わることがわかりました。
支援される人の行動や表情は支援者の心の現われなので、笑顔で、頑張ろうと思います。(看護師)


発達障害とは発達のアンバランスからおこってきているということ。                     
おこった顔、おこられそうといった場面は誰でもいやな事であるが、                    
いつもおこられている状況にある子ども達にとってはとても不快であると思った。            
間主観的にわかるように記述していくことで対応を考えていくことができるので書き込めるようにしたい。
自己肯定感をもっていただけるよう必要とされている存在だと思っていただけるよう関わっていきたいです。


一個の「主体」として育てる視点が、今まで弱かったと気づかされました。
本人の思いをもっと大切にしたいと思います。(教諭)


自閉スペクトラム症についての知識や「接面」パラダイムの考え方を学びました。
後からカンファレンスができるよう、客観的に書くこと+対象者側の気持ちを< >に書くという方法。
間主観的視点を持って、きちんと記録し、支援の向上につなげていくようにしたいです。(専門学生)


利用者との関わり方、私たち自身の支援や仕事に対する心がまえをしっかりとしていきたいと思いました。(施設職員)