旭川荘療育アカデミー


平成29年度 障害児者療育総合課程 
講義 
 2017.8.19(土)

「ことばの発達と療育の実際」

旭川荘療育・医療センター ・ 旭川児童院 ・リハビリテーション主幹 


小島  恵 先生





受講者の感想

ことばは、話し言葉だけでなく、その言葉の理解ができていないと表現することが難しいなと思いました。 (施設職員)

小島先生が持参された療育で使われる題材を実際に見させて頂いてとても参考になりました。

「こんな答えもあるし、それも間違ってないよ」という材は、私達支援員も、そこに着目するんだ。
 
そういう風に伝えていけばいいんだという発見で目から鱗でした。すごい収穫でした。(施設職員)

本人から話したいと思える活動、楽しく取り組める活動を考え、提供し、共に楽しむことが、大切だと思いました。
ついあれこれ、質問ぜめに、してしまいがちになる自分に、ブレーキをかけて、
本人から活かせる設定も工夫したいです。 (保育士)

初診から療育までの流れや言語聴覚療法の役割、評価がよくわかりました。
子どもの頃からその子どもの特性をよく理解しほめられ認められる成功体験が多いほうが、
言葉が育ちやすいと知りました。 (看護師)

言語訓練の実際を具体的に教えていただいてよくわかりました。
現場ではどのように対応しているか、どう声かけしているか等とても勉強になりました。
また実際使われているツールを見せて頂いて、楽しく正しい言葉を学ぶことができて、すごいなぁと思いました。 (専門学生)

「療育」という所がどういうことをしているかがよく理解できました。
子どもの関わり方や、保護者の方へのサポートの重要性も大切で、
その家庭、子どもの特性に見合った支援を具体的に教えてもらえて勉強になりました。(看護師)

ひとつひとつ丁寧にお話しして下さり大変分かりやすかったです。
先生のやさしい語りで、日々の療育や、保護者支援をされていることが想像できました。
療育の様子を見てみたいです。   (子育て支援コーディネーター)

ことばが発するため、言葉に限らず体を発達させるためには、
家庭でしっかり見守られ、ほめられているかどうかも大切であることがわかりました。(子育て支援拠点職員)

わけもなく走り回る子、だまってしまう子、きたない言葉を使う子
、集団でしたくない子への支援する参考になるお話しでした。(放課後児童クラブ)

何度か話を聞かせてもらっているが、毎回勉強になっています。
自分のクラスの子にあてはめていきながら保育にいかせていこうと思います。(教諭)

療育でしている活動のことが分かった。もっと詳しく知りたいと思った。
また、家庭と園の連携の大切さや家族支援の仕方についても知ることができ、
忙しくてなかなか保護者の方との連絡をすることができなかったことを反省すると共に、
2学期からは子どもについて、少しの時間でも保護者の方と共有したいと感じた。また難しいと感じていた子どもとの関わりも、
その子の個性や考えを理解しながら関わって少しずつ信頼関係を築けていけたら良いなと思った。(教諭)

PT、OT、STや心理療法で、どんなことをされているのか分からないことが多かったが、
どんな子を対象に行っているか聞くことができ、少し知ることができた。
40分の療育よりも親子でゆっくり動物園へ行った方が、豊かな言語体験ができると言われたことが印象的でした。(教諭)

ことばの発達について、原因と支援のあり方について学ぶことができました。
療育の場で実際に使用しているリマインダー等を見ることができ、
保育の現場において活用できるようにしたいと思いました。(専門学生)


「発達障害がある人への作業療法的支援」

社会福祉法人旭川荘 みどり学園 ・ 園長 


宮崎 明美 先生




受講者の感想

ボディのイメージがあるかないかの視点が重要だと分かった。発達段階をしっかり見取り、
定型発達の段階と比べて、適切に理解支援していきたい。   (教諭)

「触れられるが苦手だった」と話された先生が「近くの人の手を握って体感してみてください」と突然のフリに笑ってしまいました。
みどり学園の母子通園・・・私は我が子を幼稚園に入れていました。送迎だけでも毎日ヘトヘトだったのに母子で保育(療育)を受けるなんて、脱帽です。
受け入れるみどり学園の職員の方々も、それぞれの家族の想いを受けとめて、本当に大変だろうなぁと思いました。  (施設職員)

幼児の生まれからの手指等の発達について、表も使って説明してくださり、具体例もあげていただいたので、わかりやすかったです。
今後、OTの先生と子どもとの関わりはとても必要になると思います。また教えて頂けたらと思います。   (MSW

手の発達について、他定型発達のこと、あらためて見直したいと思います。   (保育士)
作業療法の役割がよく分かったのと、感覚統合の話が聞けてとても良かったです。
 肯定的注目を与える=「ほめる」 好ましい行動を「待つ」実践したいと思います。
 (犬のADHDの本がかわいくて、もっとゆっくり見たいと思いました。)      (看護師)

発達障害を知る上で、正常発達の知識が必要だとよくわかった。 
触知覚・固有覚・前庭覚が大きく関係して ボディ イメージができ、様々なことに関連していくのがよくわかった。
どのようにアプローチするか、どう理解を深めるかをしっかり学べました。   (専門学生)

体の動きの仕組みや発達機能について学ぶことができました。発達障害を理解する前に、
まず正常な発達を知ることが大切なのだと思いました。   (専門学生)

私たち生活支援員の人たちでは分からない作業療法の奥深さを知れてよかった。
分からない部分があったので少し難しく感じた。  (施設職員)


「心の理論障害の背景にある「語用性言語障害」とは」

旭川荘療育アカデミー ・ 学院長 


松本 好生





受講者の感想

お互いにストレスを抱え込まないようにサポートしていかないといけないと思いました。 (施設職員)

クレーマーに対して話を束ねて(まとめて)、相手に分かり易いように一くくりにしてあげる。

すごく分かり易かったです。帰ったら早速、主人に活用してみようと思います。

クレーマーへの対応の仕方を教えていただき、参考になりました。 以前、すごい方に出合ったことがあり、    
 トラウマ的になっていましたが、今度からは、ストレスを抱えず、対応できるかも・・・です。                   
  概念のこと、言語発達のことのスライド部分のプリントが欲しいです。  (保育士)

「どう伝えたか」ではなく「どう伝わったか」ということは、日々の生活の中でもよく考えさせられることがあります。
演習のクレーマーの対応の仕方も日常業務において、相手のペースに巻き込まれないように
活用できるので、とても参考になりました。」   (看護師)

例えば実年齢は25才でIQ5才であっても5才程度ではなく、経験があるため、きちんと理解できているが、 
うまく表現できないということを知った。認識を改めなければいけないと反省しました。
 保護者など感情のままぶつけてくる人に対してまとめて「束」にする方法を学んだ。  
実際2人組になって実践してみたが、非常に難しかった。練習しないといけないと思った  (専門学生)

クレーマーや訴えの多い保護者の方の対応方法がとても勉強になりました。
以前 I・C時、母に書面で内容を書きお渡ししたところ、いつも電話で長くTelがあるはずが、
なく後日面会時にも信頼して相談(クレームではなく)して来られるようになりました!
アカデミーでの勉強が実践ですぐ活かす事ができて、本当にありがたく思います。 
クレームや訴えが多いので、今回のことも実践していきます。 (看護師)

同時処理と継続処理の意味、関係が興味深かったです。
同時処理が難しく困っている方がおられるので今日の学習を参考にしていきたいと思いました。 (子育て支援コーディネーター)

面談の時に使うテクニックは実際にしてみて、巻き込まれないようにする、まとめる、示すことがわかりました。 (子育て支援拠点職員)
子ども一人ひとり違う問題がある子に対応する方法を考えて、支援していく、手法を教えていただきました。  (放課後児童クラブ)
具体的なテクニックを体験できたので明日から実践していきたい。   (保育士)