旭川荘療育アカデミー

平成29年度 障害児者療育総合課程
講義
2017.9.16(土)

「発達障害のある子どもの家族支援の実際」


特定非営利活動法人 ペアレント・サポートすてっぷ 

代 表


安藤 希代子 先生



受講者の感想

保護者支援について当事者からお話を聞ける機会となりよかった。(施設職員)

“親を支える”ことが一番と思っていたその思い方が、
間違っていたことに気付いた。
親が障害受容してもらう=これを支えるんじゃないってこと。
   親の悲しみをしっかり受けとめ、苦しい気持ちをいっぱい吐き出して、また、明日からも明るい笑顔で子どもに向き合ってもらえる親であるよう・助けになれたらいいなぁと思います。(保育士)

倉敷の発達障害児の現状、抱えている悩みなど教えていただきました。
自分の経験をまじえてお話いただいて親御さんの気持ちって・・・本当に
想像を超えるものなんだと実感しました。
オドオドするお母さんの話もショッキングでした。(施設職員)

発達障害の診断を受けた家族の気持ちを充分に理解し、
気持ちに寄り添える支援が大切だと思った。
当事者同志の交流で独立感をなくし安心感が得られるカフェの存在を知った。(看護師)

具体的なお話、体験から、心の内のお話まで、本当に貴重でした。
言葉にしにくい部分を伝えて下さることは、 
なかなか知る機会がないので、とても参考になりました。

私は、20歳と18歳の子どもがいます。
2
人とも発達障害の疑いもなく育ちました。
でも下の子は3歳ぐらいから、あの事例のように、他の子の輪の中へ入りませんでした。
「入れて」と言って来たら誰でも入れてあげるけど自分からは言いません。
他の子が楽しそうに遊んでいるのをにこにこして見ているだけです。
そして、高校には同じ中学から行った子がいないため、友達はいません。
それで本人は、いいみたいです。上の子は、3歳になっても布おしめしていました。
下の子が一歳の誕生日の日に自覚が出たのか?「うんち」と初めて言えるようになりました。
今日の講義を聞いての感想は、診断ある、ないにかかわらず、お母さんたちの思っていることはみんな同じということが分かりました。同じことを悩んでいると思いました。
(放課後児童クラブ)

保護者の苦しさが、色々な実例で、理解でき本当に話し手でなく、
話しの聞きて上手に努力して、支援していきたいと思います。(放課後児童クラブ)


講師の先生の経験を交え、分かりやすい話でした。
保護者に自分が何ができるか考え行動していきたいと思った

「幼児期の個別支援プログラム作りの意味と実際」

旭川荘療育・医療センター ・ 旭川児童院 ・ 副支援部長 


松本 裕子 先生




受講者の感想
普段の保育にも直接生かせるなと感じることも多くあり勉強になりました。 
支援が必要だと保護者に伝えるのは難しく気軽なものではないけれど、
一緒に進んでいきましょうと手を差しのべることだと思えば気持ちも違うなと思った。
 幼児期の大切さ、将来を負う責任感を改めて感じた。(保育士)

幼児期ならではの個別プログラムに対する考え方やその意義がわかりよかった。
(施設職員)

個別プログラムがどういう過程で、そうなったか・・・ということや、
アセスメントの大切さがわかりました。     
 1つ1つ納得しながら勉強できました。(保育士)


アセスメントの大切さ、また、子ども達の未来(生き易さ)は、
私達支援者次第・・・ということがよく分かりました。   
 「支援者としての資質がない」と悩んでいた(悩んでいる)ので、
自分と向き合う時間にもなりました。


個別支援プログラムについて関わることがなかったが、
アセスメントが大切なことがわかった。
家族の要望、ニーズを優先、 尊重しなければならないのは、
どの場面においても同じだと思った。(看護師)