平成30年度旭川荘療育アカデミー 障害児者療育総合課程 講義 7.14(土曜日)

発達障害児・者が示す行動障害への理解と支援

川崎医療福祉大学

臨床心理学科 准教授 佐々木 新先生



*講義の感想*


行動障害の対応は一つ間違えると誤った学習をしてしまうので、適切な対応が必要であると学びました。そのために細かく行動を分析し、
アプローチをしていくことが大切だと分かった。利用者の行動をよく見て適切な行動ができるように援助していきたいです。(看護師)

こだわり、強迫 よく現場で、こだわりという言葉を用いるが、その時の状況によって、こだわりか強迫か言い方が変わるということを
聞き、勉強になった。改めて、行動の意味から、今、利用者が何を訴え、どんな気持ちなのかということを、
しっかり考えて、支援していきたいと思った。(施設職員)

自閉症の人の物の見え方 とらえ方が具体例を通してよく理解できました。(中枢性統合の弱さ)  
行動障害を応用行動分析の視点をもちアセスメントしていくこと(介入する)で変化をうながすことは
難しそうで実践するためには更に学ばないとできない気がしました←専門家が行うべきもの??
(看護師)


チームで支援するにあたり、とても大切な基本的な事を改めて確認できた回でした。
全員が取り組める支援を考えていくようにしたいです。(施設職員)

行動障害は対症療法では同じことを繰り返すばかりで結局は、その行動の意味を探り、
なぜその行動が起こっているのかを分析することが必要だと分かりました。
応用行動分析はとても興味深かったです。(教諭)


問題行動の対応ポイント ①結果に注目 ②先行刺激に注目 ③確立操作に注目 講義を聞いてよくわかりました。
(元教諭・元放課後児童クラブ)

“行動障害”が自閉をもつ子・者に出やすかったり、その子・人に対する具体的な支援の進め方や工夫について
知ることが出来とても勉強になりました。
よく耳にする“構造化”というのも、今後仕事に活かしていけたらと思います。
まだ行動障害がある子どもと過ごしたことがないのですが、今日学んだことを振り返りながら、
子どもとの関わりをしていきたいと思いました。(保育士)


行動障害の勉強はしていたのですが、より具体的に説明をして下さって深く学ぶことができました。
特にABC・E分析は、仕事上とても役に立つことなので、活かしていきたいと思います。(保育士)


ADHD(注意欠如多動性)の障害特性(1)

旭川荘療育アカデミー 学院長

松本 好生





*講義の感想*


ADHDとは具体的にどういうものなのかを知ることができました。ADHDに関連した他の障害も知ることができ、
多方面から見て、相手を理解することが必要だと感じました。
どういう障害で、どんな関わりが必要なのか学ぶことができました。(看護師)

ADHD:対人スキルが未熟 自閉、アスペルガー:空気が読めない
 時間感覚が著しく、不安定である!! スケジュール、
見通しを持たせることが必要。(施設職員)

ADHDは「実行機能」「報酬強化機能」の障害ということがわかった。脳の可型性は7才ごろまでなので、
早期発見、診断し療育につなげていくことで生きにくさや、困り感を軽減して社会に適応することが大切だと思いました。(看護師)


ADHDの特性は理解する事はできました。実際にそのような人に出会った時に対応していく力が必要だと思います。
職場だけではない普段の生活でふとすれ違う程度の人でも誰もが特性とは言えないまでもピースは持っていると思うので(施設職員)


ADHDの脳の障害からくる特性を分かりやすい例え(野球の変化球や相撲など)を入れて
説明してくださったので、理解しやすかったように思います
「早期発見で、7才までにトレーニングをすると有効」
「刺激を与えなければ消失する回路、脳細胞がある」
「実行機能障害と報酬系回路機能の障害」
「時間知覚の異常」そして「ワーキングメモリーの問題」と
大切なキーワードやポイントとなる内容がとても興味深かったです。
6秒ルール」EVにのった時、他の人がいなければボタンを押さずに待ってみようと思います。(教諭)


講義資料を本気で読ませていただきました。これからも自分の学びとしてがんばっていきたいと思います。(元教諭・元放課後児童クラブ)

ADHD、LD等について 脳の中がどのようにつながって成り立っているのか、
どのような行動特性があるのか 
細かな所まで教えて下さり、よくわかりました。
園にも診断を受けている子もいますが、
どのような所に困り感を感じるのか
 この講義でヒントをもらえたので、
これからそれをふまえて関わっていけたらと思っています。(保育士)