平成30年度旭川荘療育アカデミー 障害児者療育総合課程 講義 7.21(土曜日)

発達障害と児童虐待①②
~事例から虐待防止の課題を考える~

~助けを求める子ども達~


おかやま児童虐待事例研究会代表
(元岡山県中央児童相談所長)

 
松尾  冀 先生




*講義の感想*

前回の松尾先生の講義を聞いた帰りに、レンタルショップに寄って「誰も知らない」のDVDを借りて帰りました。
今日の講義の中でも、事例を聞いて怒りがこみ上げてきました。
愛されるべき親から虐待される・放棄される、あってはならないことです。
子どもは未来を担う宝です。何よりも最優先して法律で守っていくべきだと思います。
次は、「万引き家族」をみます。(教諭)


多くの児童虐待の事例を知り、正直、驚いた。児童虐待は絶対許されないことだと思う。
子どもには何の罪もないのに、本当にひどいと感じた。
子どもと関わる仕事をしているので、子どものサインを逃さないようにしなければならないと思った。
命を大切にする世の中になってほしい。(教諭)


事例を紹介されて、現実を知ることができました。
法律や制度改正が重ねられているが、数十年前と虐待の件数が減っていない。
周りにいる人が感度をあげて子どもをまもっていく必要があると思いました。
子どもは宝です。子どもの人権権利が守れる世の中でありたいと感じました。(看護師)


成徳学校に以前、民生委員・児童委員として、見学訪問させていただく機会がありました。
本当に頭が下がりました(職員のみなさまに対して) 
現代の社会の背景をもとに話されたり、子どもの虐待と養育にかかわる話題に引きづりこまれました。
人間のプライドを尊重することが大切。子どもの側にいて「観ていてほしい」という気持ちを大切にしてやりたい。
「親」の愛の大切さを再認識しました。(元教諭・元放課後児童クラブ)

虐待にあたる事は何であるのかを見極める力が必要であると思いました。
施設職員の立場としては、虐待された子の心のケアを考えていきたいです。(施設職員)


ADHDの障害特性(2)
注意欠如多動症~ADHDへの支援技法~

旭川荘療育アカデミー・学院長 


松本 好生



*講義の感想*


幼児期の関わり、得意なことを伸ばしてあげることが大切であることを改めて分かりました。 (保育士)

幼稚園・年長の保育補助をしています。「ADHDではないか」と思う行動をしている子がいるので受講しました。
日々興味、行動が変わっていくので支援の方法にとまどっていましたが、
ADHDの特長を知り「なるほど」「やっぱりな」というかんじでした。
ワーキングメモリーのところで具体的な支援を知り、月曜日から実行しようと思います。
幼稚園の大事な時期、子供の心に寄り添いながら特性と向き合い、
小学校、中学校へ向け、よりよい支援が出来るようにしたいです。
ありがとうございました。(教諭)


ADHDの子は、いろいろな問題をもっていることがわかりました。
今日のお話をもう一度整理して、2学期からどんなふうに関わっていくか、
考えてみたいと思いました。(教諭)


私は幼稚園で働いていますが、ADHDの二次障害を起こさないために、
いかに幼児期の教師の関わり方が重要になってくるか、
改めて感じることができた。
実際に現場で気をつけていること、対応の仕方なども聞くことができ、
褒めること、認めることの大切さを感じた。
善悪の判断ができるようにという思いで「ダメだよ」ということが多くあったが、
あまり追い込まないようにすることを、
今後、支援する時に気をつけていきたい。(教諭)

ADHDの人は、その特性から、わがままであるとか、自己中心的であると周囲の人から捉えられて、
様々な適応障害につながるケースが多いことは実感しています。
二次障害を予防するために、
人間関係を密にして、離れていても「あなたの側にいるよ」と感じられるような支援ができると良いのですが、
教育現場では、問題行動の後処理に追われて、なかなか時間をかけてじっくりと向きあえないのが現状で、
反省しました。
そして、毎回、我が子育てを、振り返り、失敗を確認するばかりです。(教諭)

実際に、保育されている先生のお話しがあり、イメージしやすかった。
ADHDは様々な特性があることを知った。
その子の特性・夢中になることをしっかり教師が探してほめて自信をつけさせる必要があると改めて感じた。(教諭)

ADHD児への支援が具体的により深く学べました。育児にも活かせそうです。
(その子の個性を知る 自己肯定感。成功体験。)
ボトムアップとトップダウンへの切りかえの重要性。 (看護師)


ADHDの支援についてよく分かりました。
早期に発見・適切な支援→二次的な問題で「不登校」の問題にも心にかかりました。
ボトムアップとトップダウンの話も大変参考になりました。(元教諭・元放課後児童クラブ)