平成30年度旭川荘療育アカデミー 障害児者療育総合課程 講義7.28(土曜日)

ASDの当事者の言葉から考える
ASDの理解と支援

旭川荘厚生専門学院 児童福祉学科

専任教員  中西  仁志 先生





自閉症啓発トランプ


*講義の感想*

自閉症啓発トランプはとても分かりやすく、楽しみながら当事者の言葉を理解することができました。
「全体指示を自分のこととして聞くことができない」ことに対して学校では名前を呼ぶなどの対応をしていますが、
社会に出た時に、いつもそういった対応をしてもらえるとは限らないので
何かいい方法はないだろうかと考えています。
コミック会話やソーシャルストーリーズをもう少し詳しく知りたいと思いました。 (教諭)

 

子どもの頃に、絵カード・写真カード・文字カード等の視覚的支援が必要である。必要なのは、支援よりも理解。
自閉症啓発トランプを使ってとても楽しく、分かりやすく学べた。(施設職員)

 

今までに学んだ一般論より具体化できた。
当事者のことばと聞くこと、耳を傾けることが、その人を理解するための第一歩だと感じた。
カルタが楽しかった。普段話しない人と話ができて良かった。
昨日のメールに対して先生は、その方にどのように対応されたのか知りたい。(看護師)

 

ASDの方に必要なのは、まず、「理解」だという事について、納得しました。
支援者として支援をすることがあたり前だと思っていましたが、その前程にみんなのASDに対する理解を広めていく使命感覚えました。(施設職員)

 

当事者の気持ち、心のありよう、社会に望む事など、とても参考になりました。
            (参加者同志)集団でいっしょに「七ならべ」やカルタとりをしたことは、親しみがわいて、楽しかった。



発達障害の心の発達とその支援法

~『接面』パラダイムの認知論を踏まえて~

旭川荘療育アカデミー・学院長 

   松本 好生






*講義の感想*


生徒に気持ちに「寄り添う」親の気持ちに「寄り添う」ということは、教員になって常に意識をしていることです。
問題行動があった時にも、こちらが困るからではなく、その行動をすることで、
結局は、本人が困るから、今なんとかしないといけないと考えていま (教諭)

 

自分の態度によって人の態度が変わる。外の物(人)をコントロールすると言うことは、そのことに「関係する」ということ。      
 見える化(構造化)  過敏性・・・感覚の違い   自立 自律    「二重性」    関係性      

(施設職員)


人を動かすためには(変えようと思うならば)自分が変化しないといけない。  
(人を変えようと思わない)ことが大切であること。 関係性をつくることを学んだ。
間主観的に関わる事をもう一度学びたい。(看護師) 


エピソード記述の仕方を学んだことが新鮮でした。<背景><エピソード><考察> 
自分が、変わりようがなければ、人は変わらない。「関係性」の大事さを肝に銘じた!