平成30年度旭川荘療育アカデミー 障害児者療育総合課程 講義9.1(土曜日)

発達障害がある人への
情報連携とチーム支援の実際


ひらた旭川荘地域活動支援センター
支援主任 髙河  直樹 先生




*講義の感想*

チームアプローチについて、話が聞けて参考になりました。
事例をもとにグループ討議をしたことに、他のグループの意見も聞けてよかった。

(元教諭・元放課後児童クラブ)


具体的な事例から「チーム支援」の大切さを教えていただきました。
有効な関わり方を教えてくださりありがとうございました。
チーム支援を進めていくためには、マネジメントの役がとても重要だと思います。
ケース会をするにしても、忙しい専門家の方々の日程をあわせることに、
とても労力がいります。タイムリーに開催できないことが悩みです。
(教諭)


それぞれの専門職が個人の支援にあたるうえで、発達障害の知識をもって
チームを組んでいくと、チーム力が更に向上すると感じました。しかし、
支援者の中には、発達障害の知識を皆が同じように持っていないことも、
知っておかないと、と思いました。
アカデミーで学んだ知識を自分のもつ専門性とあわせて実践に生かせるよう。
今後、努力していきたいと思います。(看護師)


様々な職種の人が連携して支援をしていることを学べた。
多方向から物事を見ていく必要があることが分かった。
(施設職員)



発達障害のある人の家族への
支援の実際
おかやま発達障害者支援センターでの取り組みから

おかやま発達障害者支援センター
ペアレントメンターおかやま事務局 

   森 千夏 先生




*講義の感想*


障害者を育てる知り合いの母親と話をしていて、「もし私の子どもに障害がなかったら、
ここまで子育てについて深く考えなかったと思う。私は、他のお母さんに誰よりも、わが子に
対してすごく濃い時間を過ごさせてもらいありがたいと思う。と言われていた。
この考えに到るまでにどれ程の悩みや困難があったのであろうと、頭が下がる思いで聞きました。
これからも寄り添い、話を聞いていきたいと思います。(教諭)

発達障害のある子どものいちばん近くにいる家族(とくに母親)は、
日常的にストレスを抱えている事が多い。
それぞれの家族背景やニーズを把握し、
本人と家族を中心においた支援をすることが必要なことが、
理解できました。家族は支援者ともなりうるが、
本人とともに支援の必要な場合があることを
忘れずにいたいと思います。(看護師)


身近に感じる講義でよかったです。
関わり方が少しわかったように感じますが
まだまだ保護者対応はむずかしいです。(保育士)

どのように家族とともに特性・障害に向き合っていうのか、
どのように伝えていくのかなど実践的な内容かと思って受講したが、
少し違っていた。話の内容・講義内容は十分に理解できるが、
一方的な立場からではなく、多面的な話が聞きたかったので少し残念だった。(保育士)

家族自身が必要な支援を受けることが大切。
ペアレントメンター
共感でき、寄り添うことができる。
将来の見通しが見えやすくなる。
(施設職員)


「特別な配慮の必要な子ども」の家族支援の実際
(NPO法人での取り組みから)

NPO法人ペアレント・サポートすてっぷ・理事長 

   安藤 希代子 先生




*講義の感想*


親がどんな思いを抱えているのか学ぶことができた。
当事者だけでなく、親も大変であって、それを理解しようとすることが大切だと思った。
自分は体験していないので気持ちを完全に分かることはできないと思うけれど、
分かろうとする気持ちが大切だと思う。(施設職員)

発達障害をもつ本人の困り感を支援するとともに、
その当事者を支える家族への支援する必要性を理解しました。
特に母親の自己肯定感を高める関わり・支援を考えていきたいと思います。
私は当事者の家族ではないので、本質・本当のことは理解できたと言えません。
その立場になって考える思考を忘れず持って知識だけに捉われず
感情も支えられるように(気持ちに寄り添う)なりたいです。
(看護師)

孫が今年度小学校1年生に入学しましたが、発達障害(自閉)の診断が出て、
現在・特別支援学級に在籍しています。私自身、祖母ですが、元教諭という
経験からみても、普通学級を希望したのですが、両親は、支援学級を進められました。
そして現在にいたっています。
入学時、支援学級に在籍しても、途中から普通学級への転籍も
できると言われました。今のところ学力的には、こくご・算数とも
それなりに学力があり悩んでいます。
(元教諭・元放課後児童クラブ)