学院のお知らせ
クロイツァーが弾いたピアノ修復完成記念コンサート
2013年11月11日
平成25年11月8日(金)本学院リズム棟にて「クロイツァーが弾いたピアノ修復記念コンサート」および「第1回グラチア音楽賞」の授賞式を開催しました。
この日、約300人の旭川荘関係者、利用者および地域の方々は、東京藝術大学卒業の、現在はドイツでご活躍中の川﨑翔子さんの演奏による美しい音色を堪能しました。また、サプライズゲストとして、東京藝術大学名誉教授の直野資先生によるカンツォーネが披露されました。
美しいピアノの音色や歌声を聴き、鑑賞された方々はみなさんうっとりとした表情で聴き入っていました。
クロイツァーが弾いたピアノとは・・・
レオニード・クロイツァーは、戦前にドイツでピアニストや指揮者を務めるなど、世界的に活躍し、戦後は主に日本で活動し、現在の東京藝術大学で教授も務め日本クラシック音楽の発展に貢献した音楽家です。
クロイツァーは亡くなる1か月前の昭和28年10月、天満屋岡山店の葦川会館ホールで開催された落成記念コンサートでピアノを演奏しました。
このピアノはその後、同会館が催し会場に改装されたことから旭川荘に寄贈され、30年以上にわたり厚生専門学院の行事で使用されてきました。
音楽と福祉の連携について研究を進めていた東京藝術大学の瀧井敬子教授は、このピアノが戦後間もない日本で製造された希少な1台であることを発見しました。
昭和27年、ヤマハの前身である日本楽器製造がドイツのベヒシュタイン社に技術をを学び創り上げた「FC54000」でグランドピアノよりも一回り大きく、豊かな響きと力強い低音が特長です。
当時20台ほどのみの出荷であり、現在は老朽化によりそのほとんどが残っておらず、大変貴重な文化財となっています。
このピアノは今年5月、元の美しい音色を取り戻すために、群馬県にある調律師の攻工房で鍵盤の動きなどの修復作業を受けました。10月に作業が終了し復活しました。
この日、約300人の旭川荘関係者、利用者および地域の方々は、東京藝術大学卒業の、現在はドイツでご活躍中の川﨑翔子さんの演奏による美しい音色を堪能しました。また、サプライズゲストとして、東京藝術大学名誉教授の直野資先生によるカンツォーネが披露されました。
美しいピアノの音色や歌声を聴き、鑑賞された方々はみなさんうっとりとした表情で聴き入っていました。
クロイツァーが弾いたピアノとは・・・
レオニード・クロイツァーは、戦前にドイツでピアニストや指揮者を務めるなど、世界的に活躍し、戦後は主に日本で活動し、現在の東京藝術大学で教授も務め日本クラシック音楽の発展に貢献した音楽家です。
クロイツァーは亡くなる1か月前の昭和28年10月、天満屋岡山店の葦川会館ホールで開催された落成記念コンサートでピアノを演奏しました。
このピアノはその後、同会館が催し会場に改装されたことから旭川荘に寄贈され、30年以上にわたり厚生専門学院の行事で使用されてきました。
音楽と福祉の連携について研究を進めていた東京藝術大学の瀧井敬子教授は、このピアノが戦後間もない日本で製造された希少な1台であることを発見しました。
昭和27年、ヤマハの前身である日本楽器製造がドイツのベヒシュタイン社に技術をを学び創り上げた「FC54000」でグランドピアノよりも一回り大きく、豊かな響きと力強い低音が特長です。
当時20台ほどのみの出荷であり、現在は老朽化によりそのほとんどが残っておらず、大変貴重な文化財となっています。
このピアノは今年5月、元の美しい音色を取り戻すために、群馬県にある調律師の攻工房で鍵盤の動きなどの修復作業を受けました。10月に作業が終了し復活しました。