第４回グラチア音楽賞　授賞式・受賞記念コンサートがリズム棟にて開催され児童福祉学科の学生と看護学科３年生が美しい音色に包まれました♪

厚生専門学院は４５年の歴史があるだけでなく、実は素晴らしく価値のあるピアノがあるんです★
このピアノは、学院の主な行事の時には必ず登場していますが・・・ 
ヤマハ「ＦＣ54000」という、昭和27年にヤマハが創り上げた日本で最初期のフルコンサートグランドピアノなんです。
グランドピアノよりも一回りほど大きく、当時約20台のみの出荷で、現在は老朽化によりそのほとんどが残っていないため、大変貴重な文化財なんですね。
もともとは天満屋岡山店の葦川会館ホールで使用されていたものなんですが、そのホールのこけら落しの時にピアニストのレオニード・クロイツァー（1884～1953）が独奏したこのピアノ。
昭和57年に葦川会館が催場に改装されたことから旭川荘に寄贈され、30年以上に渡り学院の行事を見守ってくれているんです。

「グラチア音楽賞」はこの素晴らしいピアノを発見してくださった元東京芸術大学特任教授の瀧井敬子先生と故・江草安彦名誉理事長と話し合いを重ねた末に立ち上がった「グラチア・アートプロジェクト」の一環であり、若い世代の演奏家の中で、人間の生き方、哲学に強い関心を持っている逸材を発掘。受賞者は、この受賞式の時に記念コンサートを行います。
このコンサートも今回で４回目。

第４回受賞コンサートはフルートとピアノ。
優しい音色のフルートと豊かな響きのピアノの音色に包まれた時間は、とても優雅で贅沢なひとときでした♪